あいさつ
どうも、おはようございます。こんにちは。こんばんは。
AK-TONBOです。
前回は植物性タンパク vs 動物性タンパクということで、「どちらか一方に決めなくていい、組み合わせが最適解」という、白黒つけたい方には何ともはっきりしない結果を出しました。
でもごめんなさい。
僕が導き出す、万人を対象にする答えとしてはこれがベスト。
して。
「今回は何をやろうかな~」と考えていたところ、そういえば、少し前に激押しされていたアーモンドの効果についての宣伝をまったく見なくなったな(お前がテレビを見なくなっただけ)
と思ったので…
アーモンドの栄養と効果 ~アスリートにおすすめな理由~
で、やっていきたいと思います。
「アーモンドって体にいいとは聞くけど、何がどう良いのかよくわからない」「ナッツ類って太るんじゃないの?」「どれくらい食べればいいの?」
こんな感じで、なんとなく健康食品のイメージがあるけど、詳しく知らないという人が多い食材だと思います。
今回はアーモンドに含まれる栄養素と、スポーツマンにとっての具体的な効果を解説します。
アーモンドの栄養成分を整理する
まずアーモンド100gあたりの主な栄養素を確認しましょう。
- カロリー:約609kcal
- タンパク質:約20.3g
- 脂質:約54.2g(約70%が不飽和脂肪酸)
- 炭水化物:約19.7g(食物繊維約10.1g)
- ビタミンE:約30.3mg(1日推奨量の約4〜5倍)
- マグネシウム:約310mg(1日推奨量の約75〜90%)
- カルシウム:約260mg
- 鉄:約3.6mg
- 亜鉛:約3.6mg
数字を見ると「カロリーと脂質が多い」と気になる人もいると思います。
これは後ほど説明しますが、脂質の質に注目してください。
アーモンドは量より質で評価すべき食材です。
アーモンドに含まれる主要栄養素と効果
①ビタミンE:抗酸化の王様
アーモンドはビタミンEを含む食品の中でトップクラスです。
100gあたり約30mgは食品の中でも群を抜いています。
ビタミンEの主な役割は抗酸化作用です。
運動中には大量の活性酸素が発生し、筋肉・細胞にダメージを与えますが、ビタミンEはこの活性酸素を無力化し、細胞の酸化ダメージを防ぎます。
スポーツマンにとって具体的に何が変わるかというと、筋肉の炎症が抑えられ回復が早まる、疲労の蓄積が減る、DOMSの軽減に貢献するという効果が期待できます。
以前のDOMSや炎症の記事でビタミンEに触れましたが、食事から自然に摂る量では問題なく、むしろ積極的に摂りたい栄養素です。
ただし注意点もあります。
ビタミンEは大量摂取すると逆効果になる可能性があるということです。(運動適応シグナルを妨げる研究があります)。
特にサプリなんかで気づかず大量摂取なんてことが多いですね。
用法用量はしっかり守りましょう。
②マグネシウム:スポーツマンが不足しやすいミネラル
以前のメンタルと栄養の記事でも解説しましたが、マグネシウムはスポーツマンが特に不足しやすいミネラルです。
理由は2つ。
現代の食生活(精製食品中心)ではもともと摂りにくい上に、激しい運動をすると汗でさらに失われるからです。
マグネシウムの主な役割:
筋肉の収縮・弛緩:マグネシウムはカルシウムと拮抗して筋肉の弛緩を担います。不足すると筋肉がけいれん(こむら返り)しやすくなります。試合中・練習中に足がつる人はマグネシウム不足を疑うべきです。
エネルギー代謝:300種類以上の酵素反応に関与し、ATPの産生・利用にも必要です。エネルギー代謝がスムーズに回るためにはマグネシウムが欠かせません。
神経の安定:神経の興奮を抑制し、リラックスを促します。メンタル安定・睡眠の質向上にも関わります。
アーモンド100gにはマグネシウムが約310mg含まれており、1日推奨量の大部分をカバーできます。25粒(約30g)でも約93mgのマグネシウムが摂れます。
③不飽和脂肪酸:質の良い脂質
アーモンドの脂質の約70%は不飽和脂肪酸です。
主成分は**オレイン酸(オメガ9)**で、全体の65%程度を占めます。
オレイン酸はオリーブオイルにも豊富な一価不飽和脂肪酸で、LDLコレステロール(悪玉)を下げ、血管の健康を維持する効果があります。
脂質=悪という思い込みがある人もいますが、不飽和脂肪酸はむしろ積極的に摂るべき「良い脂質」です。
また少量ながら**リノール酸(オメガ6)**も含まれます。青魚ほどではありませんが、脂質の質という観点でアーモンドは優秀な食材です。
④食物繊維:腸内環境を整える
アーモンド100gには約10gの食物繊維が含まれます。
これはかなりの量です。
腸内環境を整えることでセロトニン産生・免疫維持・栄養吸収効率の向上につながります。
腸活の観点からも評価できる食材ですね。
⑤タンパク質・カルシウム・鉄・亜鉛
タンパク質も100gで約20gと植物性食品の中では多い部類です。
完全なタンパク質補給源とはなりませんが、補助的な摂取としては有効です。
カルシウム(約260mg)は骨・筋収縮・神経伝達に、鉄(約3.6mg)は貧血予防・酸素運搬に、亜鉛(約3.6mg)は免疫・タンパク質合成・傷の回復に関わります。
これだけ多くのミネラルが一度に摂れる食材はそう多くありません。
「太る」は本当か:カロリーと脂質について
「アーモンドはカロリーが高いから太る」と思っている人がいます。
これについては…
うん。まあそうだね!
確かに100gで609kcalは高い。食べ過ぎれば当然太ります。
た・だ・し
重要な視点があります。
アーモンドは少量でも満腹感が得られやすい食材ということです。
食物繊維・良質な脂質・タンパク質が組み合わさることで、少量でも満足感が得られます。
ですので女性なんかは食べすぎを防ぎやすい! かも。
え~、なぜ『かも』かと言いますとね、やっぱり満腹感を得るまでには少し時間がかかりますし、手軽に食べやすいという部分があるからですね。
とは言えですよ。
研究によると、アーモンドを摂取したグループは食事全体のカロリーが下がる傾向があるという報告もあります。
なので、間食にアーモンドを選ぶことで、お菓子やスナックへの誘惑が減るという効果は期待できると思います。
1日の適切な摂取量と食べるタイミング
【摂取量の目安】
1日の摂取量の目安は**約20〜30粒(約25〜35g)**です。
カロリーでいうと約150〜215kcal。
この量でビタミンEは1日推奨量の約70%、マグネシウムは約25〜30%が摂れます。
「もっとたくさん食べれば効果が上がるのでは?」
そう思うかも知れませんが、栄養素は適切量を摂ることが大切で、過剰摂取しても余分は排出されるか蓄積されて逆効果になります。
1日20〜30粒を習慣にするほうが、たまに大量に食べるより効果的です。
僕はこういった効果を知らずに、腹持ちが良くなるということで朝に10粒ほど毎日食べていましたね。
へへ。30歳にもなってね、お腹はわんぱく小僧なんですよ。
【食べるタイミング】
間食・補食として:練習の合間・小腹が空いたとき・仕事中のデスクスナックとして最適です。腹持ちが良く血糖値の急上昇を抑えるため、エネルギーが安定します。
練習前(2時間以上前):良質な脂質とマグネシウムを事前に補給。ただし直前は脂質が消化に時間がかかるため避けましょう。
就寝前:マグネシウムの神経安定・睡眠改善効果を活かすなら、就寝1〜2時間前に数粒食べるのも有効です。
【選ぶときのポイント】
**素焼き・ロースト(塩不使用)**を選びましょう。
塩分が多い塩味アーモンドや砂糖がコーティングされたものは、ナトリウム過多や余分なカロリーが加わります。
素焼きが最もシンプルで栄養素を無駄なく摂れます。
他のナッツとの比較
ナッツ類の中でアーモンドはどんな位置づけか、簡単に整理します。
くるみ:オメガ3脂肪酸(ALA)が豊富。DHA・EPAへの変換効率は低いが、植物性のオメガ3補給源として優秀。抗炎症・脳機能サポート。
カシューナッツ:鉄・亜鉛・マグネシウムが豊富。ナッツの中では糖質が比較的多い。マイルドな味で食べやすい。
ピスタチオ:ルテイン(目の健康)・ビタミンB6が豊富。タンパク質・食物繊維のバランスが良い。
マカダミアナッツ:オレイン酸が最も多いナッツ。カロリーも最も高い。
総合的に見るとアーモンドはビタミンE・マグネシウム・カルシウムのバランスでトップクラスです。
スポーツマンの補食として最も汎用性が高いナッツと言えます。
まとめ
- アーモンドはビタミンEを含む食品の中でトップクラス。抗酸化・運動後の回復に有効
- マグネシウムが豊富でスポーツマンが不足しやすい分を補える。こむら返り予防にも
- 脂質の約70%はオレイン酸。「太る脂質」ではなく「良い脂質」
- 食物繊維・カルシウム・鉄・亜鉛も豊富で、1粒で多くの栄養素が摂れる万能食材
- 1日20〜30粒(25〜35g)が目安。食べすぎは逆効果
- 素焼き・塩不使用タイプを選ぶ。間食・補食・就寝前がおすすめのタイミング
- ナッツ類の中でスポーツマンへの汎用性はトップクラス
おわりに
アーモンドは「なんとなく体に良さそう」ではなく、「栄養学的にしっかり良い」食材です。
手軽に持ち歩けて、どこでも食べられて、腹持ちも良い。
スポーツマンの補食として理想的な条件がそろっています。
毎日のバッグに小袋に分けたアーモンドを入れておく習慣をつけるのもいいかもしれませんね。
もう一度言いますね。
小袋に分けるんですよ
そのまま持ち歩くと食べ過ぎの原因になりますので。
以上、AK-TONBOでした。